COLUMN

今、熱海が最高に熱い!バーチャルがリアルを動かす時代

今、熱海が最高に熱いのをご存じでしょうか?しかも男性一人旅で。実はコナミから発売されている恋愛シュミレーションゲーム「ラブプラス」というiPhone用ゲームがありまして、このキャラクターと一緒に熱海を旅行する、という企画が大人気なんです。


その名も「熱海ラブプラス現象(まつり)キャンペーン」(7/10~8/31)

この企画、熱海市の商工会議所と、13の協賛店で本気で取り組んでいいます。近畿日本ツーリストもバスツアーを組んで、男性一人一泊39,800円というプランも大人気。メインの女の子キャラは3人いるので、バスもそれぞれ女の子毎に違うとか。


ホテル大野屋さんでは、和室に男一人で泊まるプランで、布団も二組、料理も二人分出てくるそうです。そんなことで、ビックリしてはいけません。なぜそこまで男一人で熱くなれるのか考えてみました。


実はこのゲームの面白いところはARコードという拡張技術を利用していることなんです。(※詳しくは「知って得するWeb豆知識」で)iPhoneで実際にARコードをカメラで取り込むことで、こんなバーチャル体験が出来て、写真が取れてしまうんですね。
※ARカメラについて


なんと、熱海ではガイドマップを用意して、各名所にARコードを設置。スタンプラリーまで行っています。ARコードを利用すれば、その場で好きなキャラと記念撮影が取れてしまうわけです。う?ん、もうリアルなのかバーチャルなのか分かりません。


ですから今年の夏休みは、本当に熱海が熱い。


ここまで聞いてちょっと「萌え系か...」と引いている方、よく考えてみてください。熱海と言えば、少し前までは夕張市に続く財政危機の街と言われていました。


しかしどうでしょう。アニメやゲーム、ITを上手く利用しての町おこしに本気になって取り組むことで、今まで皆無であった「男一人客」の需要を確実に取り込んでしまっているのです。そこにこの企画の凄さがあります。


これからは、アニメ、ゲーム、iPhoneなどを使って町おこしに本気に取り組む自治体が、間違い無く増えてくることだと思います。


担当:鈴木