先日、日経ビジネス主催「デジタルマーケティング&マネジメントサミット2011」に参加してきました。
会場は目黒の雅叙園と、まぁ、とんでもなくゴージャスな会場&興味深い内容の講演でした。
中でも私が注目していたのは
「米フォースクエア副社長ホルガー・ルドルフ氏の特別講演」と、
「米グーグルアジア太平洋地域担当社長:ダニエル・ルドルフ氏の講演」
です。後者について少し深掘りしてみたいと思います。
米グーグル:ダニエル・ルドルフ氏の講演ポイントを要約すると... ・2010年度は全世界でスマートフォンの出荷台数がPCを上回っている。
・特にアジア圏ではその延びが顕著である。(完全にスマホ>PC)
・スマートフォンがあれば、欲しいときにすぐに買える。 24時間30センチ以内の距離だから。
・ECサイト、ショッピングの利用方法、時間帯が変化していて、 ピーク利用時間が、お昼休みや夜間に限らず平均化している。
その影響で、EC購入単価もアップしている。 ということで、特に日本を除くアジアではPCが不要になりつつある様です。
となると、今後のECサイト、広く言えば通信販売はプラットフォームをPCからスマホ対応させていくことが、今後必然となるでしょう。 じゃあ、日本でスマホ対応のイケてる通販サイト(アプリ)って、何かあるの?ということで、2つほどご紹介します。
1)「QVC iShop」 iPhoneとAndroid向けのアプリ。 24時間365日生放送するテレビ通販番組「QVC TV」のアプリ。 番組動画をスマートフォンの上部画面で見ながら、下部画面に表示される商品情報を閲覧。買いたければ即座に購入できる仕組みです。従来型ケータイ向けアプリでは、商品を買う段階になると、一度ケータイ向けサイトに移動してしまう、という欠点を克服しています。
2)「nissen Virtual Coordinate Room(VCR)」 アプリ上に表示されたマネキンを、自分好みに着せ替えられるアプリ。 ニッセンの様々な商品をマネキンに試着させることで、自分好みのトータルコーディネートで商品を購入する人が増えることが狙い。そして、自分のコーディネートをTwitter上でつぶやくことも出来ます。 私もこのiPhoneアプリを使い、この夏のコーディネートをつぶやいてみました。やっぱり、コーディネートは「こうでねぇと」ね。 ということで、今回はスマホが与える日本の通販市場への影響、についてレポートしてみました。
担当:鈴木