COLUMN

『自己無価値感』について

私はアイデンティティ=「自分らしさ」について、よく考えます。ちなみに当社株式会社Real iDの「ID」は「アイデンティティ」の頭文字を取っています。今回はその「自分らしさ」を身につける為に必要な、ネガティブ要素「自己無価値感」について触れてみます。


■まずは私の会社員時代を振り返ってみて...
だいたいの会社がそうだと思いますが、社内の評価って絶対評価ではなくて、相対評価ですよね。どれだけ仕事をやって成果を出しても、ある一定の社内基準(ランク、年齢、政治力など)より上か下かで決まる。仮に1億円利益を出しても、その一割1000万円をボーナスとしてもらえる訳では無い。

まあ、会社というのはそれが当たり前なんですけどね。所詮、他人に評価されるわけだから、自分が優秀だと思わせる何かをいつも探している。そして自分はあいつより給料(評価ランク)が高いのかどうかなど、周りにどう思われているかばかりが気に成ってしまいます。自分を高く評価してもらいたいわけです。

だから人から高く評価されること、自分が村八分感を味合わない為の行為に、時間とリソースを割くようになります。でも、それは意味が無かったり「仕事のための仕事」であったりします。例)無駄な社内飲み会参加、休日のゴルフ大会参加、社内のヨイショ営業などなど...


■良い機会なので私が今まで何度か味わった、この「自己無価値感」「俺ってホンマにダメなヤツ...」がどんな時だったか振り返ってみた...。
19歳(大学1年の初夏)
中高とあれだけ大好きだったバスケット。大学に入ってすぐバスケ部に入部したが、雰囲気が合わないと思い早々に退部。(その後、自分でバスケサークルを立ち上げて3年間活動した)
25歳(社会人3年間)
最初に就職した上場企業を3年で退職。周囲も自分もまさか、3年で辞めるとは思っていなかった。理由は、とにかくパソコンに関わった仕事がしたかった。ただそれだけ。
33歳
転職して8年努めた2社目のソフトメーカーを退職。ついにサラリーマンを辞めて起業した時。
とにかく、ブラウザで動くものへの興味が強すぎて。


■まとめ
私の場合、この「自己無価値感」を何度か味わってみて、正面から正対すると、結構楽しく暮らせることに気づきました。結論、自分の価値は自分で決める訳ですから、他人にどう思われてもええわ、って開き直っています。自分という存在は何も出来なくても、何も持って居なくても、存在するだけで素晴らしいのです。まずはそれに気づくことが必要です。
その時その時「俺って一体何なんやろう?」っていう感慨(自己無価値感)に耽っていました。でもおかげさまで、独立してから結構ボロボロに叩かれてきて、逆に痛みに強くなってしまいました。人生は直感を信じて行動し、自分がやりたいこと、好きなことをすることが一番良いですね。
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▼レジェンド起業のキッカケとなった重大事件はコチラ(2009.07)
▼過去のリアルブログはコチラ(2009.04~2012.07)