いつも想うのですが我々のビジネスって、自分のアイディアを形にしてそれをサービス提供して対価を得ています。実在する「これ売れてるな」という商品を仕入れて、販売する訳では無いのでとりわけ難しいと感じます。だから、人と話すときは相手が今何を思っているのか、何を必要としているのか、についてよく訊くようにしています。これもインプットの一つだと想っています。
商品開発に必要なアイディア、良質のアウトプット(=クリエイティブ)を出すには多くのインプットが必要です。また、クリエイティブな仕事とはルーチンワークとは違います。集中できる時間が必要です。また、人がやっている事、それ以上に突出して前にでる行動(リーンイン)よりも人とは違うやり方も(リーンバック)必要です。
以下、2013年8月30日の日経新聞朝刊に大変興味深い記事があったので抜粋いたします。
リーン・バックの最も明白な受益者は、クリエーティブな仕事に従事している人々――近代経済の中心にいるとされる人々だ。1990年代初め、心理学者のミハイ・チクセントミハイ氏が、クリエーティブな職業に就いている275人の人々に、執筆中の著書についてインタビューさせてほしいと依頼した。結果は、3分の1が参加を拒否。別の3分の1は返事すらしなかった。
経営学の巨人ピーター・ドラッカー氏は、誘いを断った者たちの気持ちをこう総括した。「生産性を向上させる秘訣の1つは、あなたが出したような招待状を捨てる大きなゴミ箱を持つことだ」。
クリエーティブな仕事をしている人々にとって最も重要な資源は時間、とりわけ、他人に邪魔されることのないまとまった時間だ。そして彼らの最大の敵は、メールや会議でその時間を減らそうとする人々だ。実際、クリエーティブな仕事に従事する人々は、素人管理職の目には何もやっていないように映る時に、最も生産的なのかもしれない。
やることを減らす、例えばメールを制限し、会議を削減、熱心すぎる上司を排除するといったことで得られるものは確かにある。「前に踏み出すこと」は以前からネガティブな影響を生んでいる。つまり、「後ろに下がる」という、より大胆な戦略を試す時期が来ているのだ。
自分なりに要約すると、クリエイターは不要な誘い、無駄な人間関係とは決別し、自分の時間を大事にして活動している。といったところでしょうか。今の自分達によく当てはまるなぁ、と共感を覚えます。
自分達みたいに、おとなしくてじっくり物事を考える内向的な人間が活躍する時代が来ています。
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