COLUMN

人は何故走るのか? その9

4月12日一年ぶりのフルマラソンに参加してきました。昨年初めてフルマラソンに参加し、辛酸をなめたあの日のリベンジです。目標は完走&4時間30分のタイムで走ること。一キロ6分ペースということになりますが。今回は昨年と違い、長距離の練習に少し取り組んでみたので、昨年よりもやや気持ちに余裕があります。


残念ながら目標タイムには及びませんでしたが、なんとか完走できました。(後半はどうしても所々歩きましたが、昨年よりは良い内容だった)やはり27キロ地点から足がしびれてきてツリそうになり、足がほんと動かなく結構つらかったですね。昨年はここで足がツッて痛い思いをした。最後の残り10キロが特にきつい。42.195キロという距離を走りきるには、とにかくゴールを意識しないで、今できることに集中すること。もちろん、今できることとは足を一歩を前に踏み出すことなんですけどね。

あと途中でつらく成ったときって、結構感情がネガティブな方向に行ってしまします。「あー足がツッテ動けなくなったらどうしよう...」「なんで俺はこんな惨めなんだろう...」「あと10キロもあるなんて...」などなど。ついついこういう思考に陥りがちなのですが、きつくても前向きな思考を取り戻すことが出来るようになりました。これは去年と比べて確実に進歩した点であり、自分の中では大きな成長だと思っています。
人生もそうですが、自分が想像した最悪の事態よりも、悲惨な状態になることは滅多に無いのですから。マラソンは人生と一緒。最初から休みなく頑張っても早くガス欠になるし、休みながらでも確実に走ればいい結果につながることもある。最終的には地味にコツコツと、長距離を練習してきた人、努力を積み重ねてきた人が速いから面白いと思いますね。