COLUMN

忘れる読書 01 〜第二の脳をつくる〜

みなさん、こんにちは。レジェンド鈴木です。このコラムでは、自分の知的生産活動を紹介し、少しでも皆さんの仕事のお役に立てれば幸いです。
 
 
ということで、今回は私が地味に15年くらい続けている、知的生産活動「書籍サマリー」書きについて、紹介させていただきます。



 
社会人3年めくらいからでしょうか、ビジネス書を読むことが好きになりました。仕事で行き詰まった時、ふと本屋で手に取ったビジネス書がきっかけでした。何冊か気になる本を読むと、その時悩んでいた解決策が見つかって、なんとなく救われたような、勇気づけられた気分になるからです。まぁ困った時、なんとなくでも良いから、そんな気分になれるだけでもビジネス書を読む価値はあったんでしょうね。
 

ただ、実際に役立つかどうかは、読んだ人の行動力やアウトプット次第だと思います。読んで満足しているだけでは、ダメなんですよねきっと。
 
 
そんなこんなで、あーだこーだ言いながら、2004年くらいから「書籍サマリー」というものを書いています。「なにそれ?」って感じですよね。「書籍サマリー」とは、自分が読んだ本で「良いなぁ」「共感できるな」「これは何か役立ちそうだな…」と思った箇所をテキストにして抜き出し、Evernoteに簡単にタグで分類して保存する作業のことです。
 
 
特に今まで人に見せることも無く、孤独に綴ってきた書き物です。
 
書籍サマリー筆者の書籍サマリー、Evernoteより
例として、斎藤孝さんの「ネット絶ち」この本を読んでおきながら、ネットは絶てていない私…(´。`)
 
 
2020年3月末時点で、累計887件の書籍サマリーを書きました。15年かけてますから、だいだい週に1冊の書籍サマリーを書いた計算になります。目標は1000冊です。ゆっくりですが、読んだ本を毎朝10分間だけ必ず、書き起こす作業をしています。
 
 
もちろん、読んでみて全くつまらない本などは、著者、出版社だけを記録しています。本文はありません。それでも、自分としては目標1000冊くらいすぐ行くだろう、なんて思ってました。気づけば15年もやっているので、正直ペースは遅いです。もはや、15年も続けていることに価値があるのかもしれません。
 
 
誰に認めらる必要もなく、粘り強さと、根性だけが取り柄です。ですが、今回自分の知的生産方法について、世の中にシェアしてみたくなったのでブログ記事にその手順を記すことにしました。ただの気まぐなんですけどね。
 
 
それでも、しぶとく書籍サマリーを15年間ほど続けてみて、良いと思ったことが三つあります。
 

1.書籍サマリーとして記録に残すので、本を所有することにこだわらなくなる。
 →中古で販売する、保管場所をとらない。だけどいつでも手元にその知識がある感覚を持てる。
 
2.暇な時に良書のサマリーを読めるから、良い本の内容を覚えておける。
 →偉人の考え方を真似たり、行動に移しやすくなる。
 
3.あの本なんだっけ?気になった時にEvernoteの引き出しから、いつでも引っ張り出せる。
 →本のことを一旦忘れ、都合の良い時だけ思い出すことができる。
 
と、いう感じです。
 
次号から、実際に私が記録している「書籍サマリー」の記録方法を紹介していきたいと思いますよ。
 
どうぞお楽しみに。
 

次号へつづく