COLUMN

忘れる読書 15 〜源流を辿る〜

忘れる読書の目的は、できるだけ良書を効率良く読んで、上手く自分の仕事や人生に活かすことです。そして家の本棚に置く本は10冊以下にすることです。

 

ある程度本を読んでいると、本屋さんで手に取った本の善し悪しが分かってきます。ビジネス書を選ぶ時、何かしら自分の中での選定基準があって、それに沿って本を選んでいると思います。読書好きな多くの方は、すでにお持ちの能力かと思います。まずは、この選別過程を第一選別としましょう。

そして第二選別として「あれ?この本のキャッチフレーズ、どこかで見たことあるな…」と、本を読み進めているうちに、似たような内容が目に付くことがあります。読んでいる本には必ず参考にしている原書や、著名な書籍があります。

 

知識を深掘りしたければ、その本の中で取り上げられている参考文献や、著者が例として上げている書籍に目を通し、深く読めば良いのです。そうやって源流である、良書を探していくといろんな事に気づき始めます。

 

例えば…

「あ、この著者はこの人をかなりリスペクトしてるな…」
「本のタイトルまで似てるなぁ…」
「この本は海外ビジネス書を、わかりやすく翻訳しているだけか…」などなど。

 

深く掘り進んでいくと著者のいろんなことに気づくものです。また、少し前になりますが、日本で一番売れたビジネス書が、海外書籍とそっくりそのまま!ということに気づいたこともありました。

 

本当の良書は、参考にされている事が多く、源流となる本を読むことに時間を割いたほうが得策ですね。

 

それでは、また。