COLUMN

『震災で生まれた5つのネット大作戦!』

1)行動力が世界の祈りを届けた「PRAY FOR JAPAN」

3.11震災以後、日本を応援する「PRAY FOR JAPAN」という文字を目にした方、それに参加した方は多いと思います。これは震災の夜、栃木県北部の一時避難所にいた20歳の大学生・鶴田浩之氏が停電の中一晩で制作したWEBサイトです。なんと2日間で、世界184ヶ国から300万のアクセスがあり、すでに10ヶ国語に翻訳されているとか。


鶴田氏曰く『「行動力」と呼ばれるものの原点には、想像力の積み重ねがあり。すぐ行動出来る人は、たぶん日頃から様々なことを考えて、想像力を膨らませているのではないかと思う』とのこと。またこのサイトが書籍化され、本の印税はすべて復興のための寄付に使われるそうです。

2)帰宅難民を救ったUST放送、勇気ある中学生とNHKに賞賛

震災当日、私も都内で帰宅難民となりました。混沌としてTVが見えない状況で唯一頼りになったのが、USTREAMでのNHKニュースのミラーリング放送でした。その発信者が中学生であることは、ツイートから分かっていた驚いてのですが...。


さらに後日談として、この中学生「自分の親は阪神大震災の被災者だから」と著作権云々のコメントに対して「これで捕まるんだったら、それでも仕方ない、放送を続ける」と断言して行っていたとのこと。また、その放送に対してNHK
の担当者も独断で許可していたというから、お互い本当にあっぱれですよね。


3)ヤシマ作戦

福島県の原発など東京電力の発電設備にも大きな打撃を受けたため、政府と電力会社が停電を避けるために広範囲な節電を呼びかけたことが、「エヴァンゲリオン」上の作戦と類似していたことから派生。twitterなどを中心に「ヤシマ作戦」と呼ぶようになり、アニメ公式ブログでも追認したという。


4)ウエシマ作戦
これはダチョウ倶楽部が、定番ギャグ「どうぞどうぞどうぞ」から派生し、首都圏で譲り合い、被災地を支援する「ウエシマ作戦」として呼びかけたモノですね。


5)アオシマ作戦
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」踊る大捜査線で織田裕二が演じる青島刑事が発した有名なセリフ。これが、アオシマ作戦の名前の由来です。震災を受け、現地では多くの人ががんばっています。ツイッター上でも、心の中でも、現場の人たちを応援しましょう、というもの。

 

株式会社Real iD 
代表取締役 鈴木宏一