COLUMN

ディズニーピクサー作品から学ぶ「人生観」について

皆さんはどんな映画が好きですか?
私はディズニーピクサーの映画が好きです。子供が見始めたことをきっかけに、ほとんどの作品を観ました。「トイ・ストーリー」「カーズ」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」「カールじいさんの空飛ぶ家」などなど。
これらの映画を観ていて、全ての作品に共通項があることに気づきました。

それは偏った固定観念にとらわれた主人公が、必ず意図しないタイミングで本当の自分(アイデンティティ)に気づく、という事です。その後、彼らは自分の本当の幸せを求め、人生を切り開いていきます。(ほとんどが人間以外の生命体ですが...)

一番印象的だったのは「トイ・ストーリー」でバズ・ライトイヤー(通称バズ)が、テレビCMを見て自分が「子供のおもちゃ」である、ということに気づくシーンです。そこには「実際には空を飛ぶことが出来ません」という自分のCM字幕を見た、もう一人の彼が居ました。
今まで空を飛べると信じていたバズはショックを受け、自分という存在は「子供のおもちゃ」である、ということを受け入れることになります。それ以後彼は、主人であるアンディや子供たちを楽しませる、という自分のあるべき姿・人生観に気づき、本来の自分を取り戻していきます。
これはピクサーの生みの親である、あのスティーブ・ジョブズの人生哲学みたいなものが入っているのだろうなぁ、と一人で感慨にふけっています。世の中いろんな人がいますが、まだまだ自分の人生観に気づかず、大量生産される中の一人として生きている人が多いのではないでしょうか。
そう言う私自身も、少し前までは大量生産される「バズ・ライトイヤー」の一人でしたけど。