COLUMN

京都小散歩、友と逢ひて商売を学ぶ

最近よく「商売って何やっても同じやな...」ってよく思います。「ビジネスモデル」がなんだのってみんなカッコよく言いますけど、何を扱うにしても人対人の商売なんですよね。
お客さんが「ありがとう」と言ってくれる。
だから、その対価としてお金を貰う。
それはどんな業界でも同じ、それが商売。お客様からの「ありがとう」その言葉の重さ、忘れないように肝に銘じます。
さて先週末ですが、仕事の所用で京都に立ち寄りました。そこで地元の友達の商いを観て、食べて、ホンネを聞いて学ぶ事が多くありました。

その一つ「仕事は営業から生産、デザイン、設計まで一気通貫でやるのが一番良い」ということ。
どんな仕事でも複数の会社での組み合わせや、人が多く介在すると、利害関係が生まれコスト高やクオリティの担保が難しくなるということですね。
これは京都の四条烏丸でイタリア料理屋を経営している友人アキヒサくん、一緒にそこでランチした奥田くんと話して思ったことですね。建築でも料理でも、Webシステムでも当てはまるなぁ...と感じました。
今回はご本人達の許可を得て、ご紹介させていただきまーす。おおっと!今までのリアルブログに無い展開...(´。`)

トラットリア ラ・ヴォーチェ
アキヒサくんは京都のど真ん中、四条烏丸、寺町でイタリア料理屋を2店舗経営してるやり手の商売人。私も独立する時に気になっていた存在。彼の料理を食べてみたいとずっと思っていて、やっと念願叶いました。
食べてみて思ったのは、その彩り、ネーミング、味、お店の雰囲気、スタッフの方の接客、食器など一つ一つにキメ細かさ、気配りと創造性を凄く感じました。そして「あー美味しかった...。ごちそさま!また来たい」と客を満足させることに感動を覚えました。
※京都に行ったら絶対オススメ!地下鉄四条烏丸駅出てすぐ。

株式会社オクショー
奥田くんは株式会社オクショーの社長さん。自ら建築士として、住宅リフォーム、設計、施工と忙しそう。彼は古くなった家や、古民家をコストを抑えてリノベーションして売る、という地球に優しい商売をやっています。某TV番組の「匠の技Befor After」的なことも、満足のクオリティ&コストで実現していますよ。関西でのリノベーションならオクショーがオススメ!
ほぼ20年ぶりに会って仕事の話や家族の話、悩みなんかも隠さず話せるから、中学、高校の同級生っていいですよね。

翌日は、帰路の途中、JR藤森駅で降りて、一路まっちゃんがやってる、深草にあるらーめん大へ。
ここは途中で通りかかった藤森神社。「勝ち馬」というのが見えたので、勝負運に乗っかってみたく即お参り。しかし京都は暑いな。湿度が高い。気温は30度もないのに、じっとしてるだけでジワッと不快な汗が出できます...。

らーめん大
さーて、汗をかきながら歩いてやって来ました。深草にある「らーめん大」。野菜は少なめでがちょうど良い量です。(増し増しにすると、エライことになりますよ)
お味は豚骨ガッツリ系ですな。東京でいう次郎系って感じでしょうか。チャーシューの太さ、コシのある麺にトッピングのカツオパウダーと、粉末チーズがケンカせず絶妙なバランスを保っております。
家族の愛に生きる漢(おとこ)、まっちゃん。その背中が全てを物語っています。ラーメンのレシピには無い「愛」というスパイスが、しっぽり効いてた。(言葉にするのは恥ずかしいなぁf^_^;)
その後、JR稲荷駅まで歩いていく途中通りかかった「伏見稲荷大社」へ。毎年初詣に来ております。せっかく通りかかったので、詣でることに。
ここは商売繁盛の由緒ある神社。商売はきれいごとじゃなくて、神頼み的なところ、スピリチュアルなものがやっぱりありますからね。しかし、今は外国人観光客の多いこと!知ってはいたけど2年連続国内での外国人観光客人気No.1スポットだとか。

商売ってルールが有って、無いようなもの。こんな需要があるから、こうしよう!これはウケなかったから見せ方やキャッチコピーを変えよう。やってみてダメなら直ぐにやり方を変えるもの。いつまでも時代に合わないやり方、過去の成功に囚われていてはならないんですね。
今のやり方に不満があるなら、改善策を考える。自分が居なくても上手く仕事が回る方法を考えて、実行していくという事が本当重要なんですね。
今回は商売を考えさせてくれる、良いご縁をいただきました。(´д`)