COLUMN

スマートシティ博多探訪 - JR博多シティ編

はじめまして!
コラムに登場するのは初めて、マスター鶴巻です。
Real iDの自社サービスなどのデザインを行なっているCDO(Chief Design Officer)です。

さて、今回は弊社で行ってきた研修旅行について綴りたいと思います。

 

2019年9月17日、Real iD一同は博多にやってまいりました。

今回、博多にやってきたのは、『AIサイネージ』が導入されている『JR博多シティ』を視察するため。『AIサイネージ』については後述します。

早速、正面エントランスへ。

 

東京の大型商業施設に見慣れていても、このスケール感にはびっくり。いきなりその大きさと迫力に圧倒されました。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、うねりを加えたアーチがこの大きさで目の前にあるのは圧巻でした。
これは期待が高まります。

 

 

JR博多シティは、『AMU』、『AMU EST』、『DEITOS』、『DEITOS ANNEX』など、各区画に分かれており、それぞれに名前がついています。こちら正面玄関はAMU PLAZA。AMUの入り口となっています。

 

 

早速、目的のAIサイネージを求め、AMU PLAZA内を探していくと……ありました! 

AMU PLAZA 3階、インフォメーションカウンターの横に1台を発見。

『AIサイネージ』とはタッチパネル搭載のデジタルサイネージを利用した、AI型のデジタル案内係です。質問をすることで、商業施設内で該当する項目を選び、回答してくれます。

上の写真では「トイレはどこ?」という質問に対し、複数のトイレを提示し、特定のトイレを地図上に表示してくれています。

また、多言語にも対応しており、日本語の他に、英語・韓国語・簡体中文などの質問に対しても、それぞれの言語で回答することが可能となっています。

該当する項目がなかったり、対応しきれなかった質問に対してはログが溜まっていき、それをAIが学習、以降の質問への最適化を行なっているそうです。

AMU PLAZAの他には10F『くうてん』というレストランフロアにも1台設置してあります。

ちなみにJR博多シティのAIの名前は『あみゆ』。それぞれの施設のAIは違う名前・外見・服装を持っています。何だかSFの世界の話みたいで面白いですよね。

あみゆにお別れを告げ、施設内の他の場所を見にいくことにしました。

レストランフロア『くうてん』の上には更に屋上があり、かなり高い場所から博多の街を一望できます。

次は無印良品。無印良品は見慣れた感じだな……と思っていたら、

なんと、こちら施設の無印良品には、なかなかお目にかかれない『MUJI POCKET』という無印良品ドリンクの自動販売機が設置してありました。全国でも置いてある場所は数店舗しかなく、思わず写真を撮ってしまいました。

AIコンシェルジュしかり、JR博多シティは新しいものを導入する土壌・スピード感があるようです。

さて、その後も施設をぐるっと周り、最後に博多駅構内からのメインエントランスを降りました。

さも当たり前のように置いてありましたが、この湾曲したディスプレイすごい…!

最近、福岡市は最先端のIT技術をスピーディに取り入れていくスマートシティとして話題となっていますが、JR博多シティも例外ではなく、AIサイネージだけでなく、施設全体を通してその片鱗を感じます。

1日目からとても実りのある研修となりました!