COLUMN

忘れる読書のススメ 05 〜自分なりの読書法〜

みなさん、こんにちは。レジェンド鈴木です。今回も私なりの読書法と、それにまつわる経験談についてご紹介します。

 

今まで会った方、ネットで知った人で読書の猛者と呼ばれる人がいました。一日に3冊、年間1000冊以上本を読む、まさに三度の飯より本が好きという人です。みなさんも、お目に掛かったことはあるのではないでしょうか。

 

そんな読書の猛者の話を聞くと「すごいなぁ」と尊敬しつつも、「いや、自分には無理だけど、知識が増えるのはうらやましい…」と、正直感じていました。

忘れる読書 

でも、同時にこんな疑問も湧いていました。「彼らは、そんなに早く本を読んで、本当に自分の身になっているのだろうか?そもそも、読む早さや読書量を他人と競うことに意味はあるのか?」と。自分の読書の目的は、自己啓発であり、自分の精神や想像力を強くする為の糧を得ることです。

 

2009年頃だったと思います。仕事で出会った方で大変な読書家がいました。その方は、1日1冊分、読書サマリーを書いて、それを毎朝7時にメルマガ配信されていました。多読+アウトプット!それを1年以上続けていたので、相当な知識のデータベースが貯まっていたと思います。

 

また、その頃「読書1000冊超えると、世界の見え方が変わってくる」という話を耳にし、「それ、どういうこと?体験してみたい!」と思うようになりました。

 

それ以後ですね、しっかりと意味のある読書+書籍サマリー書きで、1000冊クリアしてやろう、良書はちゃんと何回も読んで自分のモノにしてやろう!と、考えるようになったのは。

 

もちろん、これは面白そうな本だ、と思って読み始めても、くだらない本もあります。実際にしっかりと身につく本は、一割未満だと思います。そして、その中で自分の身になりそうなセンテンスは、さらにその中の1割くらいだと思います。

 

でも、そうやって書籍サマリー書きでアウトプットしながら読書していると、本の目利き力が格段に上がっていきます。

 

本を全部最初から最後までしっかり読み込んで、全部自分の知識にしてやろう、記憶してやろう、と思うと読書はしんどくなります。小説や物語でなければ、自分が求めているものだけを拾い読みする、サーチする、という感覚で読めば良いのです。

 

読んだ後は少し面倒ですが、Evernoteに記録して第二の脳として使います。自分の頭からは一旦、きれいさっぱり忘れてしまって良いのです。大事な内容であっても、必要な時にその情報を取り出すことが出来れば問題ないのです。それが私流の読書法「忘れる読書」なのです。