COLUMN

「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という概念について考える

みなさんこんにちは。先日、アベノマスクがやっと届きました。うわさどおりサイズは小さいですね、子供にはぴったりですが。多額の税金を投入して作られたと思うと、一つも無駄にはできないですね…。

さて、今回の新型コロナウイルスの影響により、日本のIT化、デジタル化の遅れが露呈する結果となりました。政府はテレワークというワークスタイルを推奨しています。しかし、それが出来る業態、出来ない業態がありますし、会社の規模によっても実現可否ってありますね…。

 

大企業においてもテレワークの導入率は30%くらいだとか…。

 

最近「デジタルトランスフォーメーション(略称DX)」という言葉を、よく耳にするようになりました。かんたんに言うとアナログ的な業務フローを、デジタル化して効率化しよう!ということのようです。業務単位で見るとテレワークしかり、稟議書や契約時における役職者の捺印など、多岐にわたりますね。

 

このデジタルトランスフォーメーション(以後DX)って、「カッコイイ言葉だなぁ、今必要なのはこれでしょ!」って、すぐに飛びつきたくなりがちです。しかし、こういったIT用語、業界の流行概念(言葉)については、しっかり意味を捉えた上で使った方が利口なようです。

 

実は、DXという概念はシリコンバレーやIT先進国で使われていません。そもそも弊害となるアナログ的な業務が、ほぼ存在しないので必要ないのです。どうやら、IT後進国の日本において、デジタル革命的なワードとして、持ち上げられていると感じています。

 

そして、DXとは単なる一部の業務のデジタル化のことではなく「先進的なテクノロジーでビジネスをゼロから再構築するとしたら、どのようなものが最適か」を考え、その状態に変化する(トランスフォーム)すること、とのこと。

 

ですから、現場のIT担当者が考えるというよりは、会社のトップ、経営者層が考えるべきことなんですね。海外ではよく聞くCTO(Chief Executive Officer)という方の仕事になりますね。

 

不幸中の幸いとなりますが、今回のコロナウイルスの影響で、IT後進国である日本でも、このDXという言葉がもてはやされ、日常のアナログ的商習慣、ビジネスのデジタル化が急速に進みます。その波に乗り遅れないよう、アンテナを張って行動することが重要だと思っています。

 

私が今後、気になる流行、キーワードとして3つあります。

・ニューノーマル(新しい生活様式)
・非接触
・ソーシャルディスタンス

そして、時流に乗るべきデジタルビジネスとして、4つに刮目して見ています。

・クラウドサービス
・5G
・キャッシュレス
・AI

 

それではまた。