COLUMN

ニューノーマル時代のアイデンティティについて

みなさん、こんにちは。レジェンド鈴木です。ずいぶん涼しくなってきましたが、秋の夜長、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、突然ですが、弊社Real iDの「iD」ですが、「Identity(アイデンティティ)」から付けています。アイデンティティとは、”自己同一性”、”自分らしさ”といった意味ですね。どんな状況においても、自分の中で一番大事にしていることは「Identity」を持つということなんです。

 

さて、今世の中はコロナ禍を経て、世の中が急激に変わりつつあります。そう、最近いろんなメディアでも耳にするようになった「ニューノーマル」というライフスタイルの変化です。


また、日本は「失われた30年」「IT後進国」と言われるようにもなりました。「デジタルトランスフォーメーション(DX)」への取り組みが必要とされています。特に日本は給付金対応の遅れにより、自治体のアナログ業務、IT化への取り組みが格段に遅れていることが露呈してしまいました。

また、一つの企業に就職し、定年まで働き続けること、会社に依存することがリスクとなる時代であることも明らかになってきました。大企業はこぞって副業、兼業が認めはじめています。もはや終身雇用などといって、企業は社員の生活の責任を取れなくなっているのです。

 

今回のコロナ禍の影響で、勤めていた会社の業績が悪化した場合、一つの会社に依存していた方のリスクは大きいということも露わになっています。

 

そして、日本の労働資本ともいえる総合職的な働き方よりも、ジョブ型での働き方が称賛されはじめています。ジョブ型とは、仕事の専門性に特化した人が、仕事単位、プロジェクト単位で集まって期間限定的に仕事をすることです。

 

仕事単位でその都度、その人の役割は変わる。ですから「私はA社の総合職です、人事や営業畑、企画を経験してきました」みたいな人は、残念ながら淘汰され居なくなるでしょう。

 

そうなると、自分はいくつものアイデンティティ、顔を持つ事になる…。
最初はそれに抵抗を覚えるかもしれない。

 

でも、それで良いのです。

 

自分という人間は、仕事でも幾つかの顔、アイデンティティを持って良い。起業家、作家、とある会社の営業マン、私生活でも父親、地元の社会活動のリーダー、などなど。一つに絞ること無く、複数あってよいのだ、ということに気づかされます。

 

そう考えると、実は子供達はほうがずっと進んでいますよね。最近流行の「フォートナイト」などのネットゲームでは、毎回3人でパーティを組、役割を変えながら楽しんでいますので。


フォートナイトの場合、その都度そのメンバーは異なるので、おのずと役割も変わってきます。時にはリーダーであったり、守備職人であったり、建物の構築専門であったり…。同じ同学年の友達とプレイすることもあれば、年上の友達が参加してパーティを組むこともあります。また、全く知らない国籍も分からない人と組むこともあるようです。しかし、バトルロワイヤルなゲームなので、100人で始めて最後まで生き残るという目的は同じなんですよね。

 

これもれっきとした「ジョブ型」思考であり、近い未来の日本の働き方を変えていくものになると感じています。